西日本委員会
2011.07.12
クボタ合成管センター
日本ロジスティクス研究会7月度は、篠原副支部長がアレンジして頂き、
㈱クボタの合成管のセンターの見学が実現いたしました。
このセンターはトータル管路プランナーであります、クボタシーアイ㈱殿の基幹物流センターです。
このセンターはトータル管路プランナーであります、クボタシーアイ㈱殿の基幹物流センターです。
受託はグループ物流会社のKBSクボタ㈱殿が行っております。
敷地10,800坪 :屋外テント荷捌場:1,786坪・屋内倉庫2層:3,288坪
AS/RS:4000P/L:パレットラック:4300P/L製品ごとに2システムにて運用しています。
1日120台パイプ関連(10t車換算)の最大積載能力、1日4800ケース(継手関連)の最大積載能力
誤出荷率は、50ppm以下であります。
製品の特徴であるパイプや継手製品はバーコード添付率が低いので全てをバーコード管理すること
はできません。よって、カテゴリーごとのフリーロケーションと人間の確認行動(ワークフロー)を
分析し誤出荷が出ないように工夫した仕組みになっている。
継手系のケース品についてもピース出荷から対応しておりAS/RSのシステムも検品でディスプレイ
の色を配送業者別で表示したり、作業員にとってフレンドリーなシステムとなっています。
またこのセンターの特徴は女性の有効活用を行い、能力とステップごとの技能検査に合格すれば
責任あるフォークリフトピッキング作業まで任せています。暑さ対策の夏場のスポットクーラーの
設置も環境を整えておりました。
当日は、KBSクボタの所長殿から現場見学の前に業務のレクチャーを受けました。
水道用ポリエチレン管は紫外性で変質するので、保管についてシェードをかけて保護している部分
や施工で砂地であることの必要性および現在は鉄管に代替してきていることとのことです。
最近の下水道では、リプパイプ管(塩ビのパイプ側面に凹凸加工)してある管ができあがり、
施工で砂利などの地層であっても施工が可能な優れたパイプも開発されてきており実物の荷役も
見学ができました。
さらにクボタでは、100年間メインテナンスフリーの塩ビ管を開発しているとのことで私たちの
ライフラインを守るインフラを絶えず供給し続けてるすばらしい企業です。
所長のレクチャーの中で、女性の活用で現場(倉庫)は非常にきれいになったとの印象を話されて、
予想以上の成果が出ているとのことです。またピース出荷の誤出荷率も格段に低くなったとのことです。
現場の写真は掲載できませんでしたが、荷役時や商品管理について、さまざまなヒントがありました。
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レクチャー風景 | 記念集合写真 |